こんにちは韋駄天の助です。
前回はサード(三塁手)用のグラブについて、
お話しさせていただきました。
今回はショート(遊撃手)用のグラブについて、
お話しさせていただきます。
ショート(遊撃手)はファーストまでの距離が最も遠いので、
「瞬発力・軽快さ・俊敏性・打球判断・素早いスローイング」など
非常に高い身体能力や守備力を要するポジションであるため、
チームの中心選手やスター選手が守るポジションであります。
従って、ショート(遊撃手)を守る選手は、
グラブにもこだわりを持っている選手が
非常に多いポジションです。
<重さ>
ショート(遊撃手)は素早いグラブ捌きや
スローイングが求められますので、
グラブが重いとハンドリングやスローイングに
悪影響を与えてしまいます。
従って、より軽いものを求めて
グラブの革を薄くしたり、
中には硬式野球で軟式用のグラブを使用している選手もいます。
<大きさ>
上記でも述べたようにショート(遊撃手)は
「瞬発力・軽快さ・俊敏性・打球判断・素早いスローイング」などが
求められるポジションです。
また一昔前までは土のグラウンドが殆どだったので、
小さくて浅めのグラブが好まれてきました。
しかし近年では人工芝の球場が増えてきているため、
大きくて丈夫なグラブが使用されるようになってきました。
近代野球では人工芝の球場が増えた影響で
バッティングが重視されてきています。
その結果、守備力が重視されていたポジションでしたが、
バッティングを優先して守らせるケースも増えてきています。
<深さ>
ショート(遊撃手)は性質上、
素早いハンドリングやスローイングが求められますので、
浅めのグラブが使われることが多いポジションです。
しかし上記でも述べたように、
人工芝の球場が増えただけでなく、
選手の体格やバットやボールの品質向上などの影響もあって
打球のスピードが一気に上がりました。
またそれに加えてバッティングが重視され、
ショート(遊撃手)を守れるだけの
守備力が無い選手が守ることが増えてきました。
その結果、小ぶりで浅いグラブでは
なかなか対応や技術的に難しくなってきたため、
大きくて深いグラブが使われるようになってきました。
ショート(遊撃手)は守備力が重視されていたため、
「守備の人」と呼ばれる選手が多いポジションでしたが、
近年ではクリーンナップを任されるような選手が
増えてきました。
しかしショート(遊撃手)の本質は守備力であり、
バッティングではありません。
しっかりとした守備力を身に着けるために
小さくて浅いグラブを使用するのも
守備力向上につながると思います。
最後まで読んで頂き有難うございます。