今回はバッティング練習の種類についてお話ししたいと思います。
バッティング練習には大きく5つあります。
1、素振り
2、トスバッティング
3、ティーバッティング
4、フリーバッティング
5、シートバッティング
では早速説明していきたいと思います。
1,素振り
http://baseball-fan.jp/practice-swing
素振りはボールを打たず、バットを振るだけの
非常にシンプルな練習方法です。
しかしただ単にバットを振り回すのではなく、
バッティングフォームからテイクバック、
スイングスピードや軌道などを確認しながら
丁寧に行うのが非常に重要になってきます。
見た目が非常に地味な為、素人目には効果に
疑問を抱く方も多いかもしれませんが
この練習がもっともポピュラーであり
選手によっては「バッティング=素振り」とまで
言う人がいるくらいですので、その効果は非常に大きいかと思います。
しかし自分主導で一人で練習することができますので、
練習の仕方によっては悪い癖がついてしまう危険もあります。
2、トスバッティング
http://asanoryutaro.net/20140903-472.html
この練習は二人一組で行う練習です。
具体的には短い距離からボールを投げてもらい、
ワンバウンドで打ち返すのが一般的であり、
ミートポイントとスイングの軌道を確認するための練習です。
プロ野球やメジャーリーグなどでは
シーズン中はあまりこの練習はしませんが、
アマチュア野球(小学生から社会人)では
キャッチボールの後に必ずといっていいほど
トスバッティングを行います。
3、ティーバッティング
https://www.youtube.com/watch?v=yywKIcAm1sw
この練習もトスバッティングと同じで二人一組で行う練習です。
練習方法はネットに向かって構え、
斜め前からトスを上げてもらって打つのが一般的な練習方法です。
見た目は地味ですが、様々な方法で練習ができますので
考え方ひとつで何でもできると言っていいほど
融通が利く練習方法でもあります。
ではどの辺りが融通が利くのかを具体的に説明しますと
トスを上げる高さやコースによって
ストライクゾーンを目一杯使った練習ができます。
またバットの握りやテイクバック、スイングの軌道、
ミートポイントの確認などを
トスを上げてもらう位置を変えることによって
確認ができる点が融通が利く優れた点だと言われています。
4、フリーバッティング
https://www.daily.co.jp/tigers/2017/02/27/00099521...
打撃練習の中で最も認知度が高い練習方法ですが、
フリーバッティングを「自由に打つ」という
間違った解釈をしている方も多いと思います。
ですがこれは守備体系をとらず、後方で打球を処理する、
言わば球拾いの状態でバッティング練習をすることを
フリーバッティングといいます。
この練習はピッチャーが実際に投げて打つ練習方法ですが、
やり方にはいくつか方法があります。
大きく分けると以下の3つです。
1つ目はピッチャーがマウンドから投げる
2つ目はマウンドの下から短い距離で投げる
3つ目はマシンを使ってのバッティング
これらの練習は基本的にグラウンドで行いますので
打球の飛距離や強さ、質などを確認することができます。
5、シートバッティング
http://yakyu.jp.net/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3...
この練習は実際に守備陣が各ポジションについて
マウンドからピッチャーが投げるという
試合を想定した実戦的な打撃練習です。
特にランナーを着けた練習ではエンドランやバント、盗塁など
より実践的な練習ができます。
また守りに関しても実際にバッターが打った打球を
捌くことができたり、
サインプレー、投内連係、牽制などの実践的な練習もできますので
多くのチームが時間を割いて練習するメニューの一つです。
バッティングは非常に奥が深く、
「絶対」とか「必ず」といったものは存在しません。
昔と今とでは考え方が大きく変わったものもあり
固定観念を持っての練習だけでは
上達を妨げてしまうかもしれません。
感覚を大事に練習することが何より大事かもしれません