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今回からは「守備の基本」について
色々とお話しさせていただきたいと思います。
日本の野球は守備力に優れ、
野球発祥の地アメリカでもその実力は認められたぐらいです。
その守備力の背景にあるのは
徹底した練習を繰り返しているということです。
少年野球からプロ野球まで
練習の5~6割は守備練習です。
守備について
多少賛否両論ありますが、日本の中学野球や高校野球では
練習の大半が守備練習に費やしているぐらいですので
日本野球の守備力の礎は中学・高校時代に
ほぼ完成していると言ってもいいくらいです。
基本的な考えは「バッティングの基本」の中で述べたように、
「野球というスポーツは点取りゲーム」だということです。
しかし裏を返せば「得点させなければ、負けはない」ということです。
もちろん点を取らなければ勝つことはできませんが、
失点しなければ、取りあえず負けはないということです。
日本の野球はこの考えから来ていますので、
基本的に守備中心の練習メニューになるのです。
また初めての野球が父親とのキャッチボールであり、
殆どの野球経験者がここから始まります。
従って、野球の基本中の基本はキャッチボールであり守備といえます。
まずはポジションについて説明していきたいと思います。
先発ピッチャーについて
http://senna330.com/archives/2008/06/000811.php
野球の花形とも言われるポジションであり、
多くの子供たちが憧れるポジションの一つであります。
ピッチャーの役割は相手チームに得点させないのが一番の役割です。
ピッチャーには「先発・中継ぎ・抑え」の3つの役割があります。
先発ピッチャーは試合開始から投げ、
なるべく長いイニングを投げることが求められます。
5回まで投げ、チームが勝っていれば「勝利投手」の
権利を得ることができます。
またメジャーリーグでは、投球は消耗品というような
考え方をしているので、100球を一つの目安にしています。
従って、6イニング以上投げ、自責点3点以内で押さえれば
「クオリティースタート」と言われて、
先発ピッチャーの評価に大きく影響してきます。
中継ぎピッチャーについて
http://xn--p8jzgwd7d6jy76sgtmiz4d5id.jp/%E5%B7%A8%...
中継ぎ投手は1イニングから2イニング程度の
短いイニングを投げる役割なので、
基本的に毎試合ベンチに入り
常に臨戦態勢で待機していなければならない役割です。
従って先発ピッチャーが投げているときから
ブルペンに入り投球練習をしています。
しかしブルペンで投球練習をしていても
試合の展開によっては登板なく終わることもあります。
登板回数が多いだけでなく、投げなくてもブルペンで
肩を作らなければならないことがありますので、
中継ぎピッチャーにかかる負担は大きいです。
因みにプロ野球では打者1人だけに対して投げる
「ワンポイント」という役割もあります。
抑えについて
https://www.daily.co.jp/tigers/2016/09/26/00095252...
抑えは基本的に勝ちゲームで
最後(例外あり)に投げるピッチャーです。
相手の息の根を止めるのが役割ですので
名前を聞いただけで相手チームが諦めてしまうような
絶対的な速球や変化球を武器にしたピッチャーが多いです。
プロ野球やメジャーリーグではセーブポイントが付きますので
条件が整っていれば毎試合のように登板しなければならないので
肩にかかる負担は大きいです。