前回はピッチャーについてお話ししましたが、
今回は守りの要であるキャッチャー(捕手)と
バッティングが魅力のファースト(一塁手)について
お話ししていきたいと思います。
『キャッチャー(捕手)について』

http://www.ad-vank.com/2016/09/09/post-4373/
キャッチャーはピッチャーの投球を受けるポジションです。
捕球だけなら誰でも出来そうに思えますが、
ピッチャーの投げる速球や変化球を正確に捕球し、
その中でもショートバウンドやハーフバウンドを止めるのは
捕手の評価に大きく左右されます。
ピッチャーの投げる球種やコースを
キャッチャーがサインを出して指示しますので、
「司令塔」や「女房役」などと呼ばれます。
『第二の監督?』
https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%9B%A3%E7%9D%...
基本的に野手はバッターに向かって守りますが、
キャッチャーはピッチャーの投球を受けるため、
唯一逆を向いて守ります。
従って、フィールドを見渡せることもあって
守っている味方野手の動きが手を取るように分かります。
そんなこともあって、キャッチャーは
「第二の監督」などと呼ばれたりもします。
『特殊なポジション』
http://akatsukajunya.com/mlb_gloves/?p=214
上記で述べたようにキャッチャーの最大の仕事は
ピッチャーをリードし、投球を正確に捕球することです。
しかしワンバウンドやハーフバウンドだけでなく、
ファールチップやホーム上でのクロスプレーなど
非常にハードなポジションでもあります。
従って選手で唯一マスクやプロテクターなどを着用し、
専用のグラブであるキャッチャーミットを使用するのです。
『まとめ』
https://www.youtube.com/watch?v=yJihXTxt8gI
歴史を辿ると、キャッチャーというポジションは
ピッチャーの投げやすさや、
ホーム上でのクロスプレーのことを考え
取りあえず大柄な選手が守るポジションでした。
そこから配球が重要視され始め、
完全に守る事だけがキャッチャーの役割となりました。
しかし近代野球ではフットワークの軽さや俊敏性や打撃力など
求められることが多くなりました。
特殊なポジションということもあって
なかなか名キャッチャーを育てるのは容易ではありませんが
「強いチームに名捕手あり」と言われるくらいですので
キャッチャーの育成はチーム作りの基礎とも言えます。
従ってプロ野球では捕手が育てば
「10年は安泰」といわれることもあります。
『ファースト(一塁手)について』
http://m.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/12/26/k...
ファーストは野手からの送球を捕球することによって
バッターランナーをアウトにするポジションです。
従って、ショートバウンドやハーフバウンドなどの悪送球も
対応しなければなりませんので捕球技術が問われます。
『後付け論と正論』
http://koisoku.ldblog.jp/archives/46738211.html
ファーストというポジションは「背が高い選手が守る」
というようなことが言われていますが、
この考えは間違いと言えるでしょう。
確かに背が高ければ送球が逸れた時に
対応範囲が広いことは確かですが、
ファーストを決める際、本当に身長を基準に選んでいるかといえば
そうではありません。
そもそもファーストというポジションは
性質上、守備に難があり、足も遅いが
バッティングは良いという選手が
スタメンに出るために守るというポジションです。
では何故、「ファーストは背が高い選手が守る」などと
言われるようになったのかというと、
昔は『バッティングの良い選手=ホームランバッター』という
イメージが強かったからだと思います。
基本的にパワーがある選手は大柄な選手が多く、
特に外国人選手はその典型例とも言えます。
そういったパワーのある大柄な選手は
動きが悪く守備範囲が狭いため
スタメンで起用する為には守備力がさほど問われない
ファーストを守らすことが必然的であったからだと思います。
『まとめ』
http://mathieumpb.blog.fc2.com/blog-entry-2742.htm...
近代野球でも基本的にはバッティングの良い選手が
ファーストを守ることが多いが
キャッチャー同様に昔よりフィールディングや俊敏性などが
求められるようになってきました。
時代が変わり考え方は少しずつ変わってきてはいますが、
個人的にファーストというポジションは守備が下手でも
やはりホームランバッターに守ってもらいたいポジションです。