https://www.youtube.com/watch?v=GREMttMH71g
前回は「順応」と「アウトコース(外角)とインコース(内角)」
についてお話しさせていただきました。
今回はもう少し突っ込んだ配球・リードである、
『インコース(内角)をつく配球と注意』について
お話しさせていただきたいと思います。
インコースを攻める事は配球やリードにおいて
最も重要なことですので、
怖がらずに攻めなければなりません。
右ピッチャーが右バッターのインコースを攻める場合の注意
右ピッチャーが右バッターのインコースをつく場合に
最も気をつけなければならないのは、抜けた変化球です。
具体例を挙げますとフォークボールのすっぽ抜けは
棒球になりますので打たれる確率が上がります。
またカーブやスライダーは抜けて
デッドボールの可能性もあります。
しかしインコースを上手いこと使うことができれば
その効果は絶大です。
理想は見逃し三振か詰まらせて打ち取ることです。
具体的に言うと、
ストレートで攻める場合、
空振り三振を取りに行くならインコース高め
見逃し三振を取りに行くならインコース低め
変化球で攻めるなら
とにかく低めに投げることです。
インコースはコントロールミスをすれば
長打の可能性がありますので気をつけなければなりません。
従って厳しいコースを攻めなければなりませんが、
あまり意識しすぎると神経質になり、
フォアボールやデッドボールに繋がりかねません。
そうなると、ピッチャーはリズムを崩し、
自分のピッチングができなくなり
最悪大量失点へとつながる可能性があります。
右ピッチャーが左バッターのインコースを攻める場合
http://www.yakyu-niki.com/2015/04/0403tanaka-inaba...
右ピッチャーが左バッターのインコースを攻める場合に
最も気をつけなければならないのは
カーブやスライダーなどの変化球です。
基本的に左バッターは、
角度的に右ピッチャーの投球フォームから
リリースの瞬間まで非常に見やすい上に
カーブやスライダーといった変化球は
球筋が良く見えるので打たれる確率は上がります。
またカーブやスライダーは
狙いすぎると指に掛かり過ぎてしまい、
ワイルドピッチ(暴投)やデッドボールに
繋がる可能性がありますので注意が必要です。
では有効的なボールは何かといいますと、
インコース低めのストレートもしくは落ちるボールです。
理由は左バッターのほとんどが右利きなので
右手で引っ張って振り抜くスイングをしていますので
インコースの捌きが上手な選手が多いです。
また左バッターが増えすぎている理由は
圧倒的に右利き、つまり右ピッチャーが多いからなので
角度的に見やすい左バッターが有利になるからです。
従って、右ピッチャーが左バッターのインコースを攻める場合、
その「見やすさ」を利用した配球・リードが効果的と言えるでしょう。
最後まで読んで頂き有難うございます。