https://www.sankei.com/west/news/160503/wst1605030...
今回は下位打線について
説明していきたいと思います。
下位打線は考え方ひとつで、
様々なバリエーションが可能といえます。
例えば第2のクリーンナップの形成や、
1,2番のように出塁率が高く、
機動力が使えるような選手を
置いたりすることも可能な打順です。
六番バッターについて
http://www.fukuoka-navi.jp/7030
六番バッターはクリーンナップを打つバッターと比較したら
多少印象が弱いかもしれませんが、
クリーンナップの後ろを打ちますので
やはり勝負強さが必要になってきます。
従って基本的には中距離バッターが打つことが多いですが、
近代野球では昔と少し違った考え方をすることもあります。
それは学生野球やDH制を採用しているとき、
上位打線と下位打線を二つに分けて考え、
下位打線の一番バッターというような
考え方をしているチームもあります。
従って出塁率の高いバッターや
足の速いバッターが打つこともあります。
七番バッターについて
https://www.daily.co.jp/baseball/carp/2017/05/26/0...
七番バッターは基本的にどういうバッターが打つべきかは
決まっていません。
しかしプロ野球やメジャーリーグなどを見ていると
守備は良いけどバッティングに難がある選手や
若手でまだ荒削りの選手が
打ったりすることが多い打順ではないかと思います。
しかし下位打線だからと言って
打たなくても良いというわけではなく、
下位打線がしっかりしているチームは
どこからでも得点するチャンスがありますので、
相手からすれば非常に厄介なチームになるのです。
八番バッターについて
http://maro9.seesaa.net/category/522538-4.html
八番バッターも基本的には七番と同じ考え方です。
イメージ的にはバッティングが苦手な守備の人や
キャッチャーなどが打つ打順という認識が強いかと思います。
特にプロ野球のセントラルリーグや
メジャーリーグのナショナルリーグは
ピッチャーが打席に入ります。
従って八番にはスタメンで
最もバッティングが苦手な野手が入ることになりますので、
どうしても下位打線が弱くなりがちです。
しかしDH制は一味も二味も違います。
基本的にDHにはバッティングの良い選手が
打つことがほとんどですし、
また九番バッターに野手を置くことができますので
攻撃のバリエーションは増えます。
従って選手の層次第では
下位打線にもう一つクリーンナップを作ることができます。
因みに2003年に18年ぶりに
セリーグ制覇を果たした阪神タイガースは
藤本敦士(現阪神二軍守備走塁コーチ)さんが八番を打ち、
打率3割を達成し、
優勝に大きく貢献しました。
また90年代黄金期と言われていたヤクルトスワローズの八番バッターは
宮本慎也(現ヘッドコーチ)さんが打ち、
2割8分前後の成績を残し、
優勝に貢献しました。
九番バッターについて
http://ent.smt.docomo.ne.jp/article/729836
九番バッターも基本的に八番バッターと同じく、
バッティングに難がある選手が打つことがほとんどです。
従って上記で述べたように、日本のセントラルリーグや
メジャーリーグのナショナルリーグでは投手が打席に立ちますので
九番はピッチャーの定位置になっています。
しかしDH制や高校野球などでは
上位打線への繋ぎを考えて、
比較的出塁率の高いバッターを置いたり
足の速い選手を置いたりします。
考え方としては第二の1番バッターという見方もあります。
まとめ
昔と比較すると打順のみならず、
野球自体全体的に考え方が変わってきていますが、
やはり培ってきた歴史には到底かないません。
いつの時代もクリーンナップは最重要視され、
その中でも四番バッターのあり方は
基本的に今も昔も変わることなく存在しています。
打順によって打線は形成されますので、
得点を競う野球というスポーツでは
打順は最も重要視されていると言っても過言ではないでしょう。